個々のレベルやタイプにより千差万別するものですが、私の場合は基本的な考え方をベースに今までの経験をもとにドリルシートを作成しますが、初めてボールを作るビギナーの方を除いては実際に投球して頂き、以下の条件を必ずお聞きしチェックします。

1)まずどのようなボールを望んでいるか
2)回転数とスピード
3)アクシスローテーション
4)アクシスポイント
5)全体的なボウリングのイメージ
6)現在のボールの性能及びドリル形態
7)ドリルレイアウト及びスパン・ピッチの決定
8)フィッティング

1)に関して
まずどのようなボールを望んでいるかでしょう。先で角が出て曲がるボールや手前から緩やかに曲がってほしい…など色々な要望があると思います。実際に投球して頂き数多くのボールの中からイメージに合うボールを選択します。

2)に関して
回転数とスピードはボールの曲がりやそのイメージを大きく左右する要素を持っています。同じスピードでもピンヒットまで10回転と人と15回転の人とでは同じボールでもレイアウトは異なり、曲がりのイメージも異なります。ボールによっては曲がりがでずらくなったりもします。候補に挙げているボールので要望どおりの性能が発揮できるかどうか判断します。

3)に関して
アクシスローテーションとはボウラーのリリースによって決まる、ボールの進行方向に対する回転方向の角度のことを言います。このアクシスローテーションもボールの曲がりに密接に関係しています。角度の大小をチェックします。

4)に関して
アクシスポイントはボールの回転軸のことを言い、どのボウラーにも存在します。このアクシスポイントを基準にピンのレイアウトを施さないとボールの性能を発揮することができず、曲がるボールも曲がらなくなります。しかしこのピンのレイアウトはボールのスピード・回転数・アクシスローテーションによっても異なり、希望のリアクションにあわせたセットをします。

5)に関して
現在どのような感覚で投球しているのか、またどのような投球を目指しているのかをチェックします。

6,7)に関して
今お使いのボールの性能とスパン・フィンガーピッチ・サムピッチ及びドリルレイアウトを確認します。ドリルのピッチはボウラーの上達により変化するもので、一度ドリルすれば永遠とそれで言い訳ではありません。現在のレベルに合わせたピッチとボール選択・ドリルレイアウトが必要になります。今のボールで投球していての不安・要望・気になっている点をお伺いすることで少しでも満足度の高い仕上がりを目指すためです。

8)に関して
このフィッティングが実は最も重要で、この良し悪しでドリルのイメージ変わるといっても過言ではありません。ベベル(サムの角を落とす)次第では豆を作ったり、落とし傷ができたりもします。持ったイメージ大切にすることが一番神経を使うところでもあり、私の中の最重要課題です。